JAPAN ビンテージ アルニコ フルレンジ スピーカー ２本セット 音出し問題なし上級者向けビンテージ東芝がオーレックスブランドを立ち上げる前に出した10cm アルニコフルレンジ使用の、バスレフスピーカー SS-550 です。このスピーカーは、東芝が1967年に当時珍しいFMAMのコンパクトレシーバーとセットで出したスピーカーで主にアメリカ輸出用でした。単体の発売はされていない、10cmのアルニコスピーカーを組み込んだ当時の小型スピーカーとしては大変珍しいバスレフ方式を採用したコンパクトスピーカーです。箱の内部に４３．5. 2 とスタンプあるので昭和43年（1968年）5月2日製造の個体と思われます。ボックスサイズ約、縦：257mm横：182mm奥行き：173mm重さ約1.65kgアルニコユニットの型番はSP-10F5 4Ω入力2wとなっております黒いコーンの振動版にダンプ剤を塗った逆ロールの透明クロスエッジ10cmフルレンジとしては、比較的大きなアルニコマグネットを背負っております。驚く事に当時のコンパクトスピーカーとしては大変珍しいバスレフ方式を採用した針葉樹の付き板仕上げの10mm厚の板で作られている大変丁寧な作りのスピーカーです。裏板はラワンですが、外すのが大変苦労するほどキッチリと採寸されております、前バッフル板もネジ止めです。バスレフは、全面バッフル板に、縦2cm横5cmの四角いバスレフ穴が開いておりそこに定材波防止のスポンジを貼りつけてある凝った作りです。ユニットは二本共に、エッジは硬化しておらずダンプ剤も粘度を保ち弾力を保っていると思います。内部はオリジナルの赤黒ケーブルです。ボックスは細かいキズがありますが、致命的なキズや潰れはありません。音の傾向ですが私感としては、能率が高く音離れが良く元気の良い音と思われます。また、バスレフ効果もあり、良いアンプで鳴らすとそこそこ低音感はあります。今の10cmフルレンジには出せない高い能率と中域の伸びの良い音が出ます。小さくて可愛い、でも本格的作りで音も良いとても珍しいバスレフアルニコフルレンジです。音出し問題ありませんが54年ほど前のビンテージスピーカーにご理解いただける上級者の方に楽しんで欲しいです。