ミニチュアハウス「Lilliput lane」（リリパットレーン）は1982年にイギリスで誕生しました。ガリバー旅行記に出てくる小人の国「リリパット」から名付けられたシリーズです。実際にイギリスにある建物をモデルに、屋根の瓦や壁のレンガ、家の周りに茂る木や植物なども細かいディティールで表現されています。その細部の細かさを表現するため、一つの型からは7～8個のモデルしか作られません。色はひとつひとつイギリスのペインターの手彩色で着色されているため、とても繊細で趣のある造りになっています。（屋根の塗料はげなども忠実に再現されています）この作品のタイトルは「St JOSEPH'S SCHOOL」（聖ジョセフの学校）です。「The Christmas Collection」として、1994年に作られました。イギリス南東部に1878年に建てられた、こちらの学校は、通常の曜日は子供たちが通う学校として使われていますが、週末は町の人々が集まる礼拝堂になります。面白いのは、建物の入口が2つあることです。男の子が入るドアと女の子が入るドアが分けられています。当時の世の中の風潮が色濃く表れた造形をしていますね。でも大人の思惑とは関係なく、入口の横にも裏口にも、子供たちが作ったかわいいスノーマンが置かれている様子にほっこりします。裏口のほうが日当たりが良いのでしょうか…、ちょっと溶けかかっています。立派な煙突がついている様子から、部屋の中央付近に大きな暖炉がある事が分かります。教室としても使われる大空間なので、一般家庭より大きな暖炉が備えられているのですね。大切に作った雪玉を握りしめて 扉の外に立っている赤いポンチョの女の子がとてもかわいい作品です。●サイズ：幅 8.5cm、奥行 6.2cm、高さ 7cm●状態：全体的に とても良い状態のお品です。●その他、注意事項：なし